四柱推命とはどんな占い?命式の見方や解読方法を解説!

占いにはさまざまな種類がありますが、なかでも特に歴史の古い占術が四柱推命です。四柱推命という名前を知っていても、具体的にどのような占いなのかご存じない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、四柱推命について詳しく解説します。占いに興味がある方は、ぜひご一読ください。

 

四柱推命とは

四柱推命は、運命を読み解く命術で、的中率が高い一方で習得が難しいとも言われています。

 

■四柱推命とは?

四柱推命は、陰陽五行説をベースにした東洋占術の一つで、生まれながらの性質や能力、今後の運命や宿命を占います。生年月日と出生時間の四柱を基に緻密な計算から導き出された統計を用いるので、的中率が高く、占いの王とも呼ばれています。

結婚や転職のタイミング、人間関係、金運、仕事運など、幅広い分野が占えるところが特徴です。

 

■四柱推命の歴史

四柱推命は、3,000万年以上昔の中国が起源です。現在のような占いとして使われ始めたのは紀元3世紀頃からで、命学や子平と呼ばれ、他の占術とは別格に扱われています。

日本に伝わったのは江戸時代中頃で、四柱推命という呼び方は日本独自の呼び名です。

 

■合わせて知っておきたいこと

四柱推命を知るうえで重要なキーワードが、以下の2つです。

<宿命星>

宿命星は、十二支と四柱との関係を表したもので、生まれながらもっている宿命や素質、性格などを示します。

<十二運星>

十二運星は、運気や運勢エネルギーに関する運の区切りです。12種類に分けられていて、人生の中でどういった動きのある時期なのかを知ることができます。

 

四柱推命の命式

命式とは、生年月日と時刻から作る表のことです。四柱推命では4つの柱として、それぞれ別の意味を示しています。

 

■年柱

年柱は、自分のルーツや一生を通じての運気や人生の傾向を意味し、30歳頃までの若年期の運勢を表します。

 

■月柱

月柱は、社会運や成功運、自分の能力を発揮できる分野や才能や特性で、30~40歳の青年期の運勢を表します。

 

■日柱

日柱は、その人自身を意味しており、命式の中心です。40~60歳の壮年期の運勢を表します。

 

■時柱

時柱は、人生の成果や財産、晩年の生活、健康状態、子どもについてを意味し、70~80歳以降の晩年の運勢を表します。

 

四柱推命の見方・解読方法

四柱推命は四柱に加え、干支暦を構成する十干十二支から命式が作られます。

 

■四柱推命の解読方法

<天干(十干)>

天干は、10種類あり、五行説に当てはめた後、さらに陰と陽に分けます。

 

天干 五行説・陰陽 性格や精神、人生の方向性を示す分野
甲(きのえ) 木・陽 ・真面目でまっすぐな性格
・リーダータイプ
・我が強い
乙(きのと) 木・陰 ・協調性があり味方を作るのがうまい
・消極的
・環境の影響を受けやすい
丙(ひのえ) 火・陽 ・明るく活発
・自己主張が強い
・攻撃性がある
丁(ひのと) 火・陰 ・人に合わせるのがうまい
・行動力に欠ける
・先輩や上司に恵まれると開運
戊(つちのえ) 土・陽 ・穏やかだが怒ると手が付けられない
・人の基盤になるような仕事向き
・中年以降に成功
己(つちのと) 土・陰 ・知識が豊富
・習得欲が強い
・人を育てる仕事向き
庚(かのえ) 金・陽 ・決断力があり、行動が早い
・過酷な環境に耐え成長できる
・頑固で自分を曲げない
辛(かのと) 金・陰 ・磨く努力で開運
・苦労が多い
・人を惹きつける魅力がある
壬(みずのえ) 水・陽 ・プライドが高い
・飽きっぽいが柔軟性はある
・人を惹きつける魅力がある
癸(みずのと) 水・陰 ・努力家で仲介役向き
・人のために尽くすタイプ
・人と一定の距離をとる

 

<地支>

別名「十二支」とも呼ばれ、「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の12種類があります。

人間関係や相性などを知るきっかけになるでしょう。

<蔵干>

蔵干は地支の中に含まれている干のことで、天干のいずれかで表します。蔵干は季節によって変化するという考え方のため、1つの地支に2~3種類の蔵干が含まれ、その人の気質を知るきっかけになるものです。

<通変星>

通変星は、比肩(ひけん)、劫財(ごうざい)、食神(しょくじん)、傷官(しょうかん)、偏財(へんざい)、正財(せいざい)、偏官(へんかん)、正官(せいかん)、偏印(へんいん)、印綬(いんじゅ)の10種類です。命式をよりわかりやすく読み解くのに活用され、資質や運勢を知るのに役立ちます。

<十二運>

十二運星は、生涯のサイクルを12種類にたとえてエネルギーの強さを表します。天干と地支、通変星に加え、性格を知るうえの補足的な役割です。

胎(たい)、養(よう)、長生(ちょうせい)、沐浴(もくよく)、冠帯(かんたい)、建禄(けんろく)、帝旺(ていおう)、衰(すい)、病(びょう)、死(し)、墓(ぼ)、絶(ぜつ)と、人間の一生で表現されています。

<空亡>

天干と十二支を組み合わせた際、余ってしまう二支が空亡です。 凶運気の中で特に気を付けなければならない時期とも言われており、戌亥・申酉・午未・辰巳・寅卯・子丑の六種類があります。

 

■四柱推命での大運の見方

人生のターニングポイントと呼ばれるタイミングは、四柱推命でいう「大運」にあたります。人生の曲がり角は30年ごとに訪れますが、その30年を10年ずつに区切ったタイミングが大運です。

<吉凶の見方>

大運の吉凶の見分け方には、通変星が関係します。

通変星 吉凶 時期
比肩 吉凶なし 新しいことを始めるのに適している
劫財 損失が出やすい
食神 安定している
傷官 トラブルが起こりやすい
偏財 活動的になり金運が上がる
男性は異性運が上がる
正財 運気が上向きになり金運も上がる
男性は異性運が上がる
偏官 やや凶 忙しくなるが利益は薄い
女性は異性運が上がる
正官 発展する
女性は異性運が上がる
偏印 やや凶 思い通りにいかない
印綬 結果が出やすい

 

<勢いの見方>

十二運で判断する勢いの強い順は、以下の通りです。

帝王>建禄>冠帯>長生>養>胎>沐浴>衰>病>死>墓>絶

<五行バランスの見方>

自分に足りていない五行が大運に巡ってくると、五行バランスがよくなり物事がよい方向に運びます。

 

四柱推命で占える内容・的中率

四柱推命は運命学の一種で、人生に関する幅広いことを占うことができます。

 

■四柱推命で占える内容

四柱推命の占いを細かく分けると、以下のような内容です。

<性格や体質>

自分でも気付いていなかった性格や体質が明らかになり、自身をより深く知ることで今感じている生きづらさが少なくなることもあります。

<価値観>

四柱推命では、価値観についてもその人が生まれ持った宿命の一つと考えられています。価値観を明確にすれば、仕事や生き方への考え方、やりがいの見いだし方がはっきりするでしょう。

<適正や才能>

自身の適性や才能がわかることで、向いている仕事や進むべき将来への方向性が見えてきます。

<運勢>

自身と世の中の運勢と運気についてみることができます。世の中の動きに合わせて自身がどう動くべきかがわかり、行動をコントロールできます。

<相性>

相手の生年月日がわかれば、自身との相性を見ることができます。恋愛だけでなく、対人関係も対象です。

 

■四柱推命の的中率は?

四柱推命は四柱と陰陽五行、干支などに基づいた統計から導き出されているので、的中率が非常に高い占いです。

 

四柱推命は電話占いがおすすめ

四柱推命は生年月日と生まれた日時を用いるので、電話占いで鑑定が可能です。

電話占いなら、気軽に本格的な占いが楽しめ、有名な占い師に占ってもらえる可能性もあります。まずはお得に初回特典を利用して占ってみてはいかがでしょうか。

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